ウ 「旅するムサビ」との共同授業 事前打ち合わせ 1/27月 本学1-4-2 16:00
昼過ぎに武蔵美の一行が到着した。天候も良かったので打ち合わせまでの間、レンタサイクルで岡寺や飛鳥寺の散策に出かけ、明日香を満喫された。
打ち合わせでは、自己紹介の後、武蔵美のリーダーの進行で二日間の進め方や役割の確認が行われた。
旅するムサビは、「対話による鑑賞」を通じて、学生の資質の向上を目指して行われており、今回のコラボでも互いの学生のリーダーが連絡を取り合いながら、訪問校の先生との連絡調整も殆ど学生たちが行った。私は、本学のリーダーを通じて進行の具合を知り、必要に応じて資料などをプリントして関係者に配布する程度の関わりであった。
今回参加した武蔵美の学生は、1回生から4回生、卒業生もいるということで年齢の幅が広い。原則自費(今回は、三澤先生が大学側と交渉し半額援助)らしく、単位の認定もなく完全に自主活動にしているとのことであった。それだけに、この体験から何かを得たいという熱意が参加者からは感じられた。これらのことから考えると、本学においても基本的には自主参加にすることが望ましいだろうと思われる。
表3は、榛原中学校の3限目の役割分担表である。実際にファシリテーターの進め方を確認するため、三班に分かれ、本学生の作品を使って模擬授業が行われたが、教職実践演習で取り組んできた方法と殆ど同じ進め方であることが確認できたので学生たちも安心したようであった。
最後に、三澤先生自らがファシリテーター役となり、作品を前にして鑑賞者の発言の取り上げ方や深め方などを具体的に示しながら教授されていった。学生たちは、その巧みな話術に引き込まれ鑑賞の世界に浸っていた。
表3
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