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H25年度版 教職科目における自他評価システムの活用 -教職への適性判断、話す力・伝える力の向上のために-

by Gasho 2018-01-09

PDF版→ H25年度版 教職科目における自他評価システムの活用 -教職への適性判断、話す力・伝える力の向上のために-

教職科目における自他評価システムの活用

-教職への適性判断、話す力・伝える力の向上のために-

中 川 賀 照

Nakagawa Yoshiteru

要   旨

 本学の特色の一つとして、中学校美術教員の免許取得を挙げることができ、これは入学 希望者や保護者にとって大学を選択する際の大きな判断基準にもなっている。しかし、2 年間で、本課程の上にさらに教職科目を修得することは容易ではなく、本人の強い動機とモチベーションが必要である。この研究は、教職に関する科目の中に自他評価システムを 取り入れることによって、自らが教職に対する適性を判断できるようにするとともに、教 員に最も必要な話す力や伝える力の向上を図ったものである。

キーワード:自他評価システム、美術科教育法、教職実践演習、話す力、伝える力

1 はじめに

 平成24年度現在、短期大学で中学校二種の美術教員の免許を取得できる学校は、全国に14校(表1) あり、本学も学校の特色の一つとして挙げている。今年度、本学を受験する際に重視した点として入 学生にアンケートした結果、「学費が安い」54%、「自然や文化財がある環境」50%、「自宅から通学で きる」46%、「よい先生がいる」44%、「学習内容がよい」42%、「学生の作品がよい」41%、「専攻科へ の進学や4年生への編入」29%、「施設設備の充実」29%、「教員免許の取得ができる」22%と答えてお り、実際に年度当初は約20%の学生が教職を履修した。

 しかし、教員免許の取得には、通常の卒業に必要な68単位に加え、「教職に関する科目」21単位、「教 科に関する科目」4~10単位(コースによって異なる)、「教科または教職に関する科目」2単位、「教 育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目」2単位、「教職実践演習」2単位の併せて31~37単位 の他、「介護等体験合同オリエンテーション」1日、「介護等体験事前指導」1日、「介護等体験」7日、 「教育実習事前指導」1日、「教育実習」4週間、「教育実習事後指導」1日等、多くの単位等を履修す る必要がある。また、本課程との関係で、教職に関する授業の大半は5限目(16:00~17:30)に行わ れるうえ、教育実習期間中に欠けた授業の補講も土曜日の午後等に実施しなければならない。さらに 本学では実践的な力を重視しているため実習が多く、他の学生と同等の課題を要求される。

 以上のようなことからも、免許取得には相当に強い意志が必要である。「取れるなら取っておこう」 といった安易な考え方や、保護者の要望が動機であったりすると、途中辞退に至ることも少なくない。 本学においては、取得する動機の確認や、いかに2年という短期間で実践的な知識や技能を効率的に 身に付けさせるかが重要な課題となっている。

 そこで、演習ではできるだけ発表等の機会を多く設け、話す力や伝える力を向上させること、発表 時の相互評価によって各自が自分の課題を見つけられるようにすること、さらに教職に対する適性を 自発的に判断できるようにすることなどを目的として、「自他評価システム」を取り入れた。

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