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l 第12回目 2/2(月) 模擬授業(対話による鑑賞)7
いよいよ練習も最後を迎えた。今回は作品持ち寄りの鑑賞である。一人目は、画面中央に二本の新芽が出ている切り株が描かれている50号の日本画である。全体に黄土色で統一され、地面に落ちる枯葉やかすかに茂る雑草が細かく描き込まれている。鑑賞者からは、描かれた季節や、空気感を感じさせる描写方法などについての発言があり、最後に作者から場所や心境についての解説が行われた。
続いて、飛び入りで参加した洋画の専攻科生がファシリテーターを、また作者が不在のため代役を務めるなど、いつもと違った雰囲気で始まった。ファシリテーターは、2年前にこの鑑賞方法の授業を受けており、一人目の学生の進め方を参考に落ち着いた様子で進めていった。節目節目で発言をうまくまとめたり、鑑賞のポイントを明確にしたりするなど、教職学生たちにも良い刺激になった。
最後は、80号の日本画の鑑賞である。大きな枝分かれした木が描かれており、木の下の方には新芽がたくさん出て上の方にはツタが這っている。鑑賞者からは、手の5本の指のように見えるという発言があり、実は作者も描いているうちにそれに気づき意識したと明かした。他にも、背景の重ね塗りの効果や技法について発言があり、芸大生ならではの専門的な話題が交わされた。
ウ 大淀桜ヶ丘小学校の先生と参加学生との事前打ち合わせ 1/24(土) 本学1-2-7 14:30
打ち合わせは、学生が参加予定者20名(H23年度生4名、H24生3名、H25生7名、H26生5名、卒業生1名)の内16名、吉野小学校の河原教諭(吉野図工美術研究会代表)、教務課の堀田、私の19名で行った。まず私の方から、今回の学校訪問授業の目的として、①各自の授業実践力、②学年を超えた教職履修学生の共同作業によるネットワークづくり、③小中学校との連携交流、及び「対話による鑑賞」の普及の3つであることを伝えた。
続いて、当日のタイムスケジュールと役割分担(表1)について説明をしながら、班別の組み合わせの際に、簡単な自己紹介を行った。(写真右)ムサビとの共同授業に参加した学生もおり、その時の様子を話してくれたり、小学生への授業に不安を感じたりしている声も聞くことができた。
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