[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]
イ 昼休みの児童との交流
学校は、1時から30分間が昼の休憩時間である。昼食後、展示場所に来る児童の相手をし、作品の安全を守りながら児童の様子を窺う。子どもたちは、廊下のあちこちに展示されている普段とは違う景色に興奮気味である。興味津々の子どもたちが、作品におそるおそる近づいてくる。(写真右)作品について質問があっても、この後の授業を楽しみにするように答えることにしてあった。
ウ 名札づくりで交流
1時30分からの15分間(平常は清掃の時間)を名札作りに当てた。鑑賞時に、児童と学生の名前が互いに分かるようにするためである。(写真右)教室の床に敷かれたクッションマットに、8班に分かれた児童と学生が集まった。橋本教諭が画用紙と安全ピンを準備してくれたので、油性の色マジックを使って名前やイラストなどを書く。学生達は、児童と会話を交わしながら次の鑑賞に備えているようだ。
![]() |
![]() |
エ 鑑賞授業開始(5限)
4の1の教室で、橋本教諭の進行により鑑賞授業が始まった。『作品のよさや美しさ面白さを味わおう』と書かれた黒板に、鑑賞時の5つのルールを書かれた紙を一つずつ説明しながら貼り付けていく。(写真左)。この教室の前や後ろには、橋本教諭のアイデアや工夫がたくさん見られる。例えば、発言の時の注意は『声のものさし(写真右)』を指さして、「今日はどのくらいの大きさで発言したらいいと思いますか。グループで会話するので、あまり大きな声では隣の班の人たちに迷惑になるので2のオレンジ位かな。」など、児童がイメージしやすいように具体的な例で指示されている。
![]() |
![]() |
オ 各班に分かれて移動、1回目のグループ鑑賞
学生の自己紹介後(右写真)、8つの班に分かれて作品の展示場所へ移動した。一つの班は、5~6人の程良い人数である。タイムキーパーの合図で、1回目の鑑賞が始まった。各ファシリテーターが、最初に5つのルールを確認してから作品をじっくり見ようと子どもたちに語りかける。どの班もスムーズに進行しているようである。子どもたちは、できるだけ作品の近くに寄って真剣に見つめる。陶芸作品の前の子どもたちは、触りたい衝動に駆られているのがよく分かる。
– 15 –