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ファシリテーターが、順に感想を聞いていく。一通り聞き終わると、それぞれの発言を深めていった。班によって子どもたちの反応が違う。発言したくてうずうずしている子どもが二人ほどいると、黙っていても活発な意見が飛び交う。
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ファシリテーターは子どもの発言を取り上げるのに精一杯になる。逆に、内気な性格の子が多い班は、発言を引き出すうまいテクニックが必要になる。いずれにしても即時の対応力が求められる。10分位発言を引き出した後、いよいよ作者の登場である。子どもたちは、期待に胸を弾ませている。子どもたちの考えがピタリと合っていると、うれしそうに話す作者もいれば、全く予想外の解説に子どもたちの驚く姿もあった。学生たちは、後の感想文にそのことをたくさん書いている。
1回目の鑑賞は、約18分間であった。
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カ 2回目のグループ鑑賞
2回目は、ファシリテーターと作者の役割を入れ替わり次の作品に移動する。下の写真は、子どもたちの動きを連続で追ったものである。ある児童が作品を指さししながら発言し、ファシリテーターがそれを取り上げると、みんなが作品に近寄って確認する。そして、また別の児童が新しく思ったり感じたりしたことを発言する。そのようにして言葉と身振りによるキャッチボールが繰り返され、鑑賞が深まっていく様子がよく分かる。作品には、発言を引き出しやすいものと、そうでないものがあるようで、その場合はファシリテーターの力量が問われることになる。
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