4 おわりに
今回の訪問授業では、日本画の精神性や洋画の抽象表現、陶芸の機能表現などについての理解を、作品とその作者がいるからこそ深められると実感した。本学単独での初の試みでもあったので、訪問校や担当教諭、各学年のリーダーとの連絡調整等を私が行ったが、今後は教職2回生を中心として訪問校や他学年のリーダーとの連携を図れるような仕組みに変えていきたいと考えている。
先日、桜井市教育委員会の社会教育課より依頼があり、平成27年8月22日(土)に親子による鑑賞の実施が決定した。本学の広報ブログを見ての依頼だったようで、広報活動の必要性を感じるとともに、学校教育から社会教育へと新たな広がりを見せていることを喜びたい。
参考・引用文献
(1) Mite! ティーチャーズキット1~3 アメリア・アリナス 淡交社 2005
(2) 「私の中の自由な美術-鑑賞教育で育む力-」 上野 行一 光村図書出版 2011
(3) 「対話による美術鑑賞の可能性-旅するムサビとの共同授業を通して-」 中川 賀照
奈良芸術短期大学 研究紀要 平成26年度版
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