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ガショウさんの美術教育とテラコッタ造形

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H29年度版 美術科教育法における効果的な教授法の考察1 -これまでの教育分野の研究から探る-

by Gasho 2018-01-21

4 おわりに

 今回のこれまでの教育分野で研究されてきた教授法としては、ラインの考え方までは、どちらかというと指導者や教授者が主体であり、学習者がより主体的に取り組める方法としてはモリソンプランやイエナプランが実践的であると思われた。

 本学の教育理念である「やる気」「根気」「本気」のうち、「やる気」は「動機」や「意欲」などとも密接に関わっており、学習を向上させる最も重要な要素であると考える。その際、ペスタロッチの実物教育の直感を大切にする考え方を中心にしながら、ディルタイの対象との触発によって生じる「興味」を伸ばすように働きかけること、またその触発された「興味」を持続するための「根気」を生み出すには、学習者の能力に応じたステップ学習が有効であると考える。また各自が自分で設定した課題による問題解決学習も、「やる気」と「根気」を誘発する有効な手段だと思われる。それには、これまでよく用いられる、ラインの「導入」「展開」「まとめ」に「深める」を加えたモリソン・プランが有効である。

 私はこれまで、「発表」の場面を多く取り入れ話す力や自分の考えをまとめる力などを身に付けられるようにしたいと進めてきたが、その前段階である「同化」において確実な知識の習得が必要だということに気がついた。合評会では、制作過程や意図を言葉に出して発表するのだが、それらの行為を通じて学びが組織化し次作の目標や目当てとなることが多く、「組織化」と「発表」をセットにすることができることが分かった。

 次回は、ITCや科学分野などの教育分野以外の多様な視点から更に探っていきたい。

参考・引用文献

(1) ペスタロッチ『隠者の夕暮れ、白鳥の歌、基礎陶冶の理念』東岸克好・米山弘訳 1989 109頁

(2) ヘルバルト『一般教育学』三枝孝弘訳 明治図書 1960 19頁

(3) 同 21頁

(4) 同 53頁

(5) 山本正身『日本におけるヘルベルト派教育学の導入と展開』社会学研究紀要 第25号 1985

(6)田中潤一『直観教授の意義と方法-コメニウス・ペスタロッチからディルタイへ-』仏教大学教育学部学会紀要 第10号 90頁 2011年1月

(7) Dewey,john『思考の方法』 植田清次訳 1910

(8) Welcome to CsideNet『教職課程 Add comments .11月』 2006.09

(9) H・C・モリソン『モリソン・プラン』武藤清訳 明治図書 1983 51頁

(10) 田中潤一『直観教授としてのモリソン・プランの一考察 -生的連関における悟性の育成- 仏教大学教育学部学会紀要』第11号 97頁 2012年3月

(11) 梶田叡一『教育評価』 有斐閣双書 1983

(12) フリー百科事典『ウィキペディア』 2013.4.8

(13) 『ベビカムまとめ』(http://matome.babycome.ne.jp/) 2016

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