ウ 指導展開例
題材名「写真からのレリーフ」 (ビジュアル・デザイン又は心象表現によるデザイン)
学習 段階 |
主 な 学 習 活 動 | 支 援 し た い 事 柄 や身 に 付 け て 欲 し い 力 | 評価 |
課題 把握 発想 構想 制作 鑑賞 評価 |
〇自分が気に入つた写真を探す。 〇その写真を大切に している理由を考えて箇条書きにしてみる。 〇思い浮かべた言葉から膨らませたイメージをスケッチする。 〇スチレンボー ドを熱線等で自由に切断してみる。 〇形の重なりや組み合わせの効果を考える。 〇制作計画を立てる。 〇ベースとなる台紙を決める。 〇スチレンボー ドの裏面に裏返しにした下絵を転写する。 〇転写線にこだわ らず新たに形を決定し直すっもりでカッ トする。 〇配置を決定したものからスチレンボンドで貼つていく。 〇他の描画材料で表現を補う。 〇作品を互いに鑑賞し合い、 作者の意図を感じとる。 〇表現内容の違いや努力の跡を見付け、 印象に残つた作品の感想を述べ合う。 |
・ 写真を撮つた、 又は撮られた情景を思い浮かべやすいように働きかける。 «自己の存在を意識し、 言葉に表す力» ・ 充分時間をとって、 自分自身の主題を見付けられるようアドバイスする。 «イメージをスケッチする力» ・ 素材の面白さを体験できるよう充分な量の材料や道具を用意し、 自分で可能性を見つけられる援をする。 «思い通りに材料を扱つたり、 手順を考えて技法を研究し自分のイメージに近付ける力» ・表現しようとしたものを大切にしながら、 制作中に気付いたアイデアを取り入れる柔軟さを持てるように支援をする。 (切り くずの中に予期しない面白い形ができることがあるので残すようにする) ・スチレンボード特有の材質感や、 厚みが一定で滑らかな切断面から受ける印象を生かした構成になるよう気付かせる。 «イメージを立体的に構成し、 形にする力» ・ 出来映えよりも制作中のエピソードや苦労した点、 良かった点に注目できるよう導く。 «自他の良さや工夫を味わう力» |
① ② ③ ② ⑤ ⑥ ⑧ ⑨ ⑦ ⑨ ⑩ |
[評価の観点]
①写真の中でひかれているもの、 大切にしたい事柄を十分に考え られたか。 ②表現したいイメージがはっきりしたか。 ③新しい材料や用具の理解ができたか。 ④自分の思うようにカットすることができるようになったか。 ⑤制作手順をしっかりと考えているか。 |
⑥効果的に素材を生かしているか。 ⑦当初のイメージに近いものができたか。 ⑧集中して制作できたか。 ⑨発展させて次の制作意欲を起こすことができたか。 ⑩自分が写真に込めている思いを表すことができたか。 |
〔 作品例 〕
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